脳が興奮し、過剰に覚醒した状態となり、不眠となります。
被害的内容の幻聴や妄想、思路の障害(思考がまとまらない、思考滅裂など)、させられ体験などを主体とする陽性症状と感情鈍麻、自発性低下や自閉などの陰性症状が認められます。
幻聴は、誰かからの非難や悪口や命令などが多く、対話形式の幻聴では独語も認められます。
妄想は、盗聴・盗撮されている、皆から馬鹿にされている、皆からじろじろ監視されている、組織から狙われている、テレビで悪口が報道される、電磁波で攻撃される、電波で操られる、食物に毒や薬が入れられるといった被害的な内容が多く認められます。
10歳代後半~20歳代で発症することが多く、30歳代以降でも妄想を主体とした病状で発症することがあります。
日本人の約120人に1人が発症する病気です。早期発見と早期治療が大切です。
統合失調症