不安とは、脳からの警戒信号により出現する漠然とした不快な感情をいいます。この信号により危険や危機的状況への対応や回避をします。
この心の防衛機能は、本来誰にでも備わっているものですが、不安障害では、脳からの信号が過剰になることで、危険や危機的状況でもない時に過剰な不安が出現し、日常生活に支障が出てしまいます。
その他に、人が多く集まる会合や人前で挨拶や発表をするような場面では、誰でも不安や緊張感を感じることはよくあることですが、過剰の不安が生じるためそのような場面を避けようとし、仕事や生活に支障をきたしてしまうことも不安障害のひとつの症状です。
不安障害